やまんばとゆきだるま

アクセスカウンタ

zoom RSS 障害者虐待防止法が成立

<<   作成日時 : 2011/06/19 22:49   >>

トラックバック 0 / コメント 5

障害者虐待防止法が成立。
いろいろ議論、課題はあるにせよ、
なにはともあれ、成立したことは、良かったと思う。

が、発達障がい分野での課題は、大きいなぁとも思う。

何を隠そう、私は、某知的障害者入所厚生施設に就職してからの10年間、自閉症の利用者さんに虐待をしていた。
就職して10年間、誰も、私にそのことを教えてくれなかった。
というより、誰もが同じような関わりをしていて、それを虐待だとは思ってもいなかった…。

前にもこのブログで書いたかもしれない。
10年目に受けた研修で、佐々木正美先生から学んだ「悪意のない虐待」について。

自閉症の人たちの障害を正しく理解しないまま、自分の文化・価値観に基づく関わりを続けることは、それが、自分たちにとっては「支援」や「指導」であっても、自閉症の人たちにとっては虐待なのだと…。

その研修で学んだ自閉症という障害についての知識は、私のそれまでの「支援」が、明らかに、悪意のない「虐待」だったということを証明していた。
目から鱗が1万枚くらい落ちたのではないかと感じ、反省をし、懺悔の道に突入。
あれから10数年。
学び続け、自分にできることで償いをしようと、努力してきたつもり。
最近やっと、私は虐待をする支援者ではない!と自信を持って思えるようになってきた。

なってきた私にも、虐待防止法では、通報の義務・権利がある。

私は「悪意のない虐待」について、どうすればいいのだろう?
周囲の人たちは、何も知らず、気づかず、「ふつうに」関わっているだけ。
でも、自閉症・発達障がいの人の立場にたったら、明らかな精神的or身体(感覚)的な虐待を受けている状況。
それを通報したとして、だれがそれをジャッジしてくれるのだろう?

最近Mr.BOUZANがブログ(http://blog.goo.ne.jp/bouzan0807)で、発達障害1次相談窓口について連載しているけれど…。
市町村の窓口が、発達障がいの1次相談窓口として機能しているとしたら、「悪意のない虐待」に関する通報も、受け止めてもらえるかもしれない。
でも、現実は…。

「悪意のない虐待」
これは、「悪意のない」ものだからOK、とするのではなく、当事者(周囲の家族、支援者、先生、友達、上司、同僚などなど…)に気づかせ、学ぶ必要があることを「指導」または「勧告」するくらいには、日本の発達障がい福祉も成熟しないといけない。
と、思う。

頑張ります。
頑張りましょう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
悪意のない虐待、そこかしこに溢れていますね。

まずは、「精神的虐待」ということから、腹に落としてもらうことでしょうか。それから、自閉症の障害特性の理解。

自閉症に関わる全てのかたに、わかってほしいですね。

頑張ります。
頑張りましょう。

P.S. いつか、お会いしたいと思っています。
カイパパ
2011/06/19 23:35
>カイパパさま
コメント&RTありがとうございます(^^)

本当に、すべての関わる人に、わかってほしいですね。
「腹に落とす」こと、が大事ですね!

知多には結構頻繁に行っているのですけれど…
いつか、お会いできますように。

やまばあ
2011/06/20 08:53
おひさしぶりです。

うちの娘はダウン症ですが、
私の『悪意のないといいつつ心のどこかは悪意があった虐待』に、ずっと耐えていたと思ってます。

今もね。
通報されたら、アウトですね。

いつも自分が人権侵害してるかもしれないと思って、自戒しています。
ながた
2011/06/20 08:59
お久しぶりです。

もし通報し始めたら、路頭に迷う自閉症の人たちがでてしまうかも…(^^;
そのくらい、どこにでもある。
まずは、気づいた人が自戒し、反省し、努力していくことでしょうか。
やまばあ
2011/06/20 09:07
探偵ファイルというニュース配信サイトに以前勤務していた施設の実態を告発したものです。
自閉症児者に関わる人間は、一般的な自閉症・発達障害の知識を有していなければいけないですよね。
ちなみに、その施設では、2010年に調べたら自閉症の三つ組みの障害を言えた人間は正職員20人中4人しかいませんでした。 そんなわけで普段の関わり、支援は推して計ることができるかと思います。
もちろん、一人ひとり、個性があるのですから、一般的な知識だけではいけないとは思いますが…。
家族の方からのコメントがありますが、家族と支援者の決定的な違いは、支援者は報酬をもらって支援をしているということ。そして、わが子の障害受容という過程を経ていない。兄弟ならば、物心ついたときから、障害のある兄弟とともに育つという環境にいないというところでしょうか。
支援者、療育者はプロとして日々の研鑽を忘れてはいけないと思います。
告発者
2011/08/07 11:19

コメントする help

ニックネーム
本 文
障害者虐待防止法が成立 やまんばとゆきだるま/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる